生体代行学 血液浄化 抗凝固剤

抗凝固剤の種類と特徴

(非分画)ヘパリン
分子量 :5000〜40000
半減期 :1時間程度
適応患者:広く使用
禁忌  :出血巣の患者

低分子ヘパリン
  分子量 :2000〜8000
  半減期 :2時間程度
  適応患者:出血傾向の患者
  禁忌  :
  特徴  :ACT(モニタ)ができない→投与時間が短い
       開始のワンショットのみ

メシル酸ナファモスタット
  分子量 :540
  半減期 :約8分
  適応患者:出血病変の患者
  禁忌  :陽性荷電膜との併用
  特徴  :体外循環路のみの使用

アルガトロバン
  分子量 :5000〜40000
  半減期 :約30分程度
  適応患者:HITの患者
  禁忌  :
  特徴  :出血病変は不向き
       ダイヤライザや血液回路で凝固しやすい

生体代行学 血液浄化 透析の原理

血液透析の原理

水を溶媒、水に溶けている物質を溶質という。溶液は溶媒+溶質
①拡散
 溶質の濃度が異なる溶液を半透膜で仕切ると
 溶質は溶質濃度の高いほうから低いほうに移動する
 →拡散は溶質(物質)の動きを指す
②浸透
 溶質の濃度が異なる溶液を半透膜で仕切ると
 溶媒は溶質濃度の低いほうから高いほうへ移動する
 →浸透は溶媒(水)の動きを指す

③限外濾過
 陽圧または陰圧をかけて水分を除去を行う
 血液透析では血液と透析液を向流に流して血液側から透析液側へ圧力がかかり
 限外濾過を行っている

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生体代行学 血液浄化 腎臓の働き

正常な腎臓の働き

①尿の生成
 糸球体濾過→尿細管にて再吸収・濃縮・希釈が行われる
 ネフロン:尿生成の基本単位で腎小体と1本の尿細管で片腎に100万個が存在する
 https://img.kango-roo.com/upload/images/scio/kaibo-seiri/132-144/z6-3(1).png
②体内代謝産物及び老廃物の排泄
 尿素・クレアチニン・尿酸の除去

③毒物・薬物の排泄

④体液量の調節
 ホメオスタシスを保つ

⑤エリスロポエチンの分泌
 造血ホルモンであるエリスロポエチンを分泌し
 赤血球の数の調節を行う

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⑥レニンの分泌
 血圧が下がるとレニンを分泌し、アンギオテンシンⅡを血中に生成し
 アンギオテンシンⅡは副腎皮質に作用して、アルドステロンを分泌させ
 血圧を高める 上記をRAA系という

⑦ビタミンDの活性化
 ビタミンDを活性型ビタミンDに変換する
 活性型ビタミンDは腸管に作用しカルシウム吸収を促進する